暮らしの知恵

デンマークの旅2日目、午前中は一般家庭の訪問でした。

普段旅行などではまず訪れることのない家を見ることが出来るので、今回楽しみにしていた

スケジュールでした。

訪問したお宅は築40年でしたが、古さを感じさせない落ち着いた雰囲気でした。

そして、入った瞬間から家が暖かかったのは、言うまでもありません。

暖房で特徴的だったのが、近くの廃棄場で燃やした熱エネルギーを、温水配管をとおして

各家庭に引き込み暖房として使っていることです。当社の近くにある、ゴミの焼却場でも同様に

排熱を利用して隣の老人施設にある浴場で湯沸かしとして活用しているそうですが、家庭に引き込む

ことは素晴らしいと思いました。

光熱費はそこそこかかるそうですが、お金と持続可能な社会の実現を天秤にした時に

検討の余地はあるかもしれません。

一般家庭に住んでいらっしゃる方とのお話と、ご本人が手作りしたケーキとクッキーをいただきました。

ここまでおもてなしをされると、日本人としてはかなり気を使うのですが、北欧では正反対の考え方でした。

家庭に人を呼んで料理を振る舞うことは、来てくれた相手をもてなしたい心があり、「招待してくれてありがとう」では

なく、「来てくれてありがとう」と言う気持ちの方が強いそうです。なので、我々は感謝はしつつも畏まる必要はないとのこと

でした。感謝を表す言葉は、「タックTAK」と言います。そして言われた方は「タック、タック」(どういたしましてのような意味)

気軽に受け答えをするのです。

デンマークの方は、休みの日は何を主にするのかと聞くと、家族と一緒にいる時間を多く使うそうです。

国民の幸福度が高い国でそういったことが自然と返答されることに驚きました。

ヒュッゲ
ヒュッゲ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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