現場日記

こんにちは!本日は台風まっただ中の福岡市よりの投稿です。

風がとても強いので、外出は控えるのが一番ですよ!

皆様お気をつけられてください。

 

さて本日は、現在糟屋郡で建築中のお客様宅で先日行われた

気密測定についての報告です。

弊社が推奨しているスーパーウォール工法では、

23年前よりお客様宅の1棟1棟を、

第3者が気密測定検査して、性能を確保しています。

 

そもそも、なぜ気密が必要か?というと、

魔法瓶を想像していただけると分かりやすいかと

おもうのですが、いくら断熱性が高い容器でも、

ふたが開いていれば、冷たいものはすぐに

ぬるくなってしまいますし、

温かいものもすぐに冷めてしまいます。

魔法瓶だとそれだけですみますが、

これがお住まいだとすると、快適性・省エネ・健康・

お金の面で不具合が生じてしまいますよね。

 

それでは、先日のお客様宅の気密測定の結果です。

C(相当隙間面積)=0.38c㎡/㎡

と今回も高い数値がでました。

気密測定

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この数値は、建物全体の隙間を1か所に集めたときの大きさが

約7.2cmの正方形位の大きさしか隙間がないという計算になります。

現在はこの気密に関する国の基準というものはありませんが、

以前あった基準では福岡で気密住宅とするには

C値=5c㎡/㎡以下というものでした。

この数値を上記のようにこの建物でどのくらいの

大きさになるかを計算すると、約26cmの正方形の

大きさの隙間があるという計算になります。

面積にすると約13倍です。

この隙間から、せっかく冷やした空気、暖めた空気を失い、

外からの熱、冷気が入ってくることになります。

単純に隙間の大きさだけを考えても、

気密性の大切さが分かっていただけるかと思います。

 

弊社ではできる限りこのC値を小さくするために、

自社基準をC=0.5c㎡/㎡以下とする、

目標値を持って、施工をしています。

この数値により、健康で快適な住まいを実現している、

弊社が22年前に建築したモデル住宅を見ていただくと、

良い住まいには何が必要か、学んで頂けると思いますので、

お気軽にご来場くださいね!

 

今回は住まいに必要な要素の一つ、気密性についてでした。

おかもと